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愛媛ツウのおススメスポット!

春の松山電車旅『早春の名場面』

石鎚山が見下ろす松山城と三津漁港の夕景

■四国松山
 四国にあって西日本最高峰の石鎚連峰が見下ろす松山市。総人口は2024年に50万人を割り込んだとはいえ四国にあっては観光の玄関口。温かい人柄が生み出すもてなし文化は他の観光地にはない「地域の隠し味」で、その代表が「道後温泉」なのだ。

淡路ヶ峠からの松山夕景
瀬戸風峠からの松山夕景

 西側は瀬戸内海に面しており東側の山々からの眺めは、特に夕陽となれば松山城を中心に据えると絶景の名にふさわしい松山城下(松山平野)が拡がる。この城下町で旅するときにはちょくちょく道前、道後などの地域区分名称や東西南北などの方角で話をする場合があるので、今回はこれについて少しだけおさらいしておく。とはいえ大化の改新(645年)頃の話で探り始めるとキリがないくらい深い歴史の話になるので概略で。かつての伊予国(現在の愛媛県)において、都(京都)から見て国府(現在の今治市付近)に近い側を「道前」、遠い側を「道後」と呼んだとされる。この頃に定着した名称であり、「道後」は現在の松山市の温泉地周辺を指すようになっている。
 こうした旅先での地域独特の呼称などをあらかじめ把握した上でマップを見たりすると、意外と見えていなかった事が見えたりして楽しい旅に一花添えることになるのでオススメ。

坊ちゃん列車
道後温泉名物人力車

 松山市は、道後温泉を中心に愛媛県の観光集客の中枢を担っている。城下町ならではの歴史、伝統、文化、特に祭り。なんと言っても市内を走っている路面電車は、デジタル進化著しい昨今の状況の中で代表的なアナログコンテンツのひとつだ。松山に縁のある文豪夏目漱石の描いた「坊ちゃん」のなかで登場人物が利用したことから「坊ちゃん列車」と言われるに至っているが、そもそもこの列車の歴史とは、伊予鉄道の公式サイトによるとこうだ。

 時は明治21年。伊予鉄道開業から間もないころから67年間にわたって活躍した蒸気機関車が、現在の「坊ちゃん列車」のモデルとなっているそうだ。時代と共に役割を終えて姿を消した蒸気機関車だったが、復元は難しいと言われた難題をクリアし、現在はディーゼルエンジンを採用して様々な課題にぶつかりながらも復刻。地域観光の起爆剤として土日春祭日限定で走り続けている。

ダイヤモンドクロス
古町駅

 路面電車は、松山市駅発でJR松山駅経由と大街道経由の環状線がある。これに道後温泉や松山市駅とJR松山駅を結ぶ路線を効果的に絡めて運行されている。ちなみに環状線だと約50分で一周する。運賃は230円。スマホやカードなどを使ったキャッシュレスなら210円でぐるりと一回りだ。途中の上一万駅で下車すれば乗り換えで道後温泉まで戻ることができる。その際には降りる電車で運賃決済し「乗り換え券」を受け取って後続の電車に乗るという具合だ。

 他にも西堀端で降りればレトロ喫茶で昼食もできるし散策してもなかなか画になる場面が点在する。一方で「古町駅」で下車し、郊外電車に乗り換えるとさらに旅の面白さが増すことになる。特にこの時期、高浜行きの郊外電車に乗り換えて港山駅で下車する。目の前の「港山城址」に登って瀬戸内海を視野に収めた後、梅津寺まで歩くと夕刻なら「ダルマ夕陽(1月~2月)」に出会うこともある。

名物「三津の渡し」
人気のダルマ夕陽(梅津寺ドラマ)

 夕刻。名物「三津の渡し」が行き来するすぐ側からは雪を被った石鎚連峰が見える。右脇には松山城もしっかりと画角に入り、写真愛好家にとっても人気の撮影ポイントであると同時に、郊外電車で訪れる観光客の多くは外国から来られた方々だ。

 今回は大まかな要素をご紹介したが、来月からは簡単な写真撮影と旅のコースを絡めた「松山電車旅」をご紹介するのでどうぞお楽しみに。

素敵な早春旅を♬/Mr.K

#愛媛新聞旅行 #愛媛ツウのオススメスポット #伊予鉄道 #坊ちゃん列車 #梅津寺ドラマ
参考 伊予鉄道公式サイト

2026年2月1日(日曜日)

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