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愛媛ツウのおススメスポット!

秋の石鎚めぐり 参の旅

瓶ヶ森から石鎚を望む

暑く激暑な夏も台風一過で不思議と涼しくなって来るもの。
 ツクツクボウシが夏の終わりを告げ、夜は窓を開ければ網戸越しに吹き込むわずかばかりの風をこそばゆいと感じ、耳を澄ませば虫の声に癒やされる。秋はこうしてやってくる。下界ではこれを初秋というが御山へ上がればそこは既に秋本番。風に揺れるササをかき分け日頃の運動不足を痛感しながら、かく汗に自らの歳を感じる。だが、いささかも引き返そうなどと言う気持ちはならず山頂を目指す。瓶ヶ森とはそういう山なのだ。

下界は初秋、山は秋本番。
女山経由の登山コース

石鎚山とは違って比較的登山しやすい山として人気があると聞く。
 登山ルートもいくつかのコースがあるが、一般的なオススメルートとしては上りが女山(めやま)コース、下りが男山(おやま)経由のコースと言われている。標高は1,897m。日本三百名山および四国百名山の一つに数えられ、愛媛県第三の高峰でもあり、その名称は山頂西側の湧水のたまる瓶壺(かめつぼ)に由来するとされる。
 最高峰は女山(めやま)とも呼ばれ、そこから南側になだらかな稜線をたどると男山(おやま)山頂がある。南東側に対峙する岩峰の子持権現山 (1,677m) と共に古来より石土信仰の対象とされ、女山山頂には蔵王権現、男山山頂には石土古権現の祠が祀られる。 私が実際に登山した経験では男山経由での登山はなかなか険しくキツいので、できれば女山経由の登山をオススメする。[YAMAP基本情報参照]

山頂(女山)からの一望
10月上旬が既に晩秋の男山

 最高峰の石鎚山へ登るのも良い。しかし、この瓶ヶ森へ登って山頂から眺めるその御山のお姿は、また格別である。土小屋方面から「いの町道瓶ヶ森線(UFOライン)」を高知方面へ走り、途中の「山荘しらさ」でトイレ休憩と腹ごしらえを済ませておくと良い。
 そこからにクルマを進めて「子持ち権現」を左手に見て走り、「瓶ヶ森展望所」を過ぎるとまもなく 「瓶ヶ森登山口駐車場」に到着する。ここから約2時間で山頂に到着。まずは最初に「1,897m」のプレートを持って写メゲットがオススメ。見渡す限りのパノラマ絶景、遠くはしまなみ海道まで視界に入ることから今治おんまく花火もこの山頂から撮影できる。そして下山は男山を目指しここから少し急な下り坂にはなるがゆっくりとした足取りで焦らず下って行く。登る時とはまた違った景色が疲れを癒やしてくれるのだ。

西黒森~東黒森方面一望。
しまなみ海道もはっきり見える。

 この秋のお出かけコースとしてオススメだが、比較的登りやすいとは言え健康管理と登山準備だけはしっかりしてお出かけいただきたい。
素敵な秋を♬ / Mr.k

検索:山荘しらさ 登山口駐車場 
#愛媛新聞旅行

2024年9月1日(日曜日)

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