伊予灘街道を走ってみよう！
　春近し「梅は咲いたか～桜はまだかいな～」と微睡みながらどっかへ旅をしたいなと思いを馳せる季節がやってきた。愛媛に来るなら、まずは道後温泉へ。ここで2泊3日の計画を組むとしよう。マイカーでお越しいただける皆さんは滞在中の移動はご自由に。公共交通でお越しいただいた皆様方へはレンタカーを手配されると思い思いのスポットをお訪ねいただけるのでオススメだ。さて、旅の2日目をどうするか。そこで今回は2月ならではのオススメ絶景ラインをご紹介する。題して「絶景花旅」🚕🚕🚕

しもなだ駅付近の沿線菜の花名所
　日本水仙花開道は、しもなだ駅からは約1.5kmほどで片道30分くらいはかかるが徒歩でも行ける。おクルマの場合は下灘運動公園体育館の駐車場が利用できる。駐車場からは道順案内に沿って徒歩で急斜面を20分程度登ったら写真のような絶景をご覧いただけるのだ。先日実際に登ってみたところ、今年は花の開花が例年よりも遅めで今（2/1）が8分咲き程度。2月後半まではお楽しみいただけそうなのでチェックがオススメ。

ドライブルート

　道後温泉からだと、まず国道56号へ出て宇和島方面へ向かう。ポイントとなるＪＲ向井原駅の交差点で進路を右へ。300m程度走ると国道378号との合流交差点に出会うのでこれを左へ。後はひたすら378号を走り続け銭尾峠を越えて下ると眼前に絶景伊予灘が広がるのだ。
　海岸線では予讃線「愛ある伊予灘線」が国道378号と併走しており、土日祝祭日には人気の観光列車「伊予灘ものがたり」が二往復する。沿線では地域の方々の「お手振りもてなし」光景も見れてこの時期菜の花の開花も手伝い自然発生的に生まれる「写メ撮りインスタ映え」の光景は多くの皆さんの心を癒やしてくれるのだ。
　銭尾峠を下ったところの上灘から下灘へとクルマを走らせているとほどなく菜の花スポットが目に入る。そこには黄色い屋根の「くじら」が見えるが、昨年（2023年）10月17日にリニューアルオープンした人気の店だ。名物たこ焼きに大判焼きやソフトクリームなどがいただける。私のオススメは、たこ焼きも良いけど小豆あんがイッパイ入った少し大きめの大判焼き。これ一個とたこ焼き食べたらランチは要らないくらい美味しい。
　菜の花スポットからしばらく長浜方面へ走ると下灘運動公園体育館が見える。最初に述べたように、ここにクルマを止めて徒歩で「日本水仙花開道」へ登って絶景を堪能する。

■長浜町から保内町磯崎から喜々津へ

　上灘から長浜町まではゆっくり走っても30分もあれば走り抜けることができる距離だ。2月にもなれば沿線は菜の花と水仙が咲き誇り画になる光景にたくさん出会える。長浜町に近づいてくると線路沿いには再び菜の花が現れる。この場所は伊予灘ものがたりを始めキャラクター列車が走るときなどには多くの見物客や写真愛好家の皆さんで賑わう。ただし駐車場がないので注意が必要。

　クルマをそのまま走らせて一気に保内町磯崎から喜々津まで行こう。2月後半には約400本とも言われる「河津桜」並木（国道378号沿い）が満開となり私たちを楽しませてくれるのだ。ゆっくりブラブラ伊予灘街道絶景花旅は、2月ともなれば早春の香りを探してのお出かけにぴったりのオススメコース。途中の長浜町には開閉橋などもあるので寄り道しながらのお出かけコースとして、是非チェックしておいていただきたい。そして戻りが夕方になったら、絶景夕陽では今や全国版の人気を誇る「綱掛岩」へ立ち寄り、写メ撮って旅の仕上げにしていただきたい。

■綱掛岩：大洲市長浜町櫛生（国道378号沿い）

　1/31現在の様子を元にご案内をしておりますが、お出かけの際にはご自身で開花状況などをよく確認してしてください。日本水仙花開道この時期の天候に異変によっては変わってくることもありますのでご注意ください。
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