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愛媛ツウのおススメスポット!

オススメ紅葉スポットを巡る旅

通谷池(伊予郡砥部町宮内)

 終わらない夏がグラデーションを描くように秋に染みこんでいる。昼間は夏で夜は初秋の風とでも言えば良いのか。衣服の入れ替えにも悩む日々だけど、果たして今年の紅葉は如何に・・・という気持ちを抱きながらカメラ片手に探した『オススメ紅葉スポット』をご紹介しておきたい。

■出発は道後温泉
 道後温泉からクルマで出発して一泊二日の紅葉スポットめぐりの旅をするとしよう。
 まず初日だ。松山市郊外の伊予郡砥部町にある「通谷池(検索:とおりたにいけ)」へと向かう。道後からは松山環状線と国道440号を走って約30分少々。ここは池の周りに遊歩道があり、しゃれた宿泊施設もあってなかなか良い雰囲気。秋には多くのカモたちが羽根を休めながら一冬を過ごす。紅葉が湖面に映り込む様子は写真愛好家の皆さんの心をもくすぐる紅葉絶景だ。できれば2時間くらいかけてゆっくり散策してみたい。

旧別子銅山東平地区
西山興隆寺

■通谷池から国道11号と松山自動車道を走る。
 通谷池(伊予郡砥部町宮内)からは、松山市内方面へいったん戻り県道23号(伊予川内線)との交差点を右折し国道11号へと向かう。これを走れば約2時間で距離にして約80kmだが、重信スマートインターを利用して松山自動車道を走れば1時間40分前後で旧別子銅山跡地(旧別子銅山東平地区)へ到着する。距離はさほどに変わらないが銅山跡地への山道(県道47号)は、狭くてカーブも多いのでスピードの出し過ぎは禁物。訪れる方々も多いのでくれぐれもゆっくりが良い。朝の時間帯に道後を出発すればここでちょうどお昼くらいになるので、あらかじめ食事の準備をしておくとさらに楽しい。
 到着したら登ったり降りたりと是非色々と跡地めぐりをしていただきたい。かつて隆盛を極めた歴史的銅山が今の時代に語るささやきを、素晴らしい紅葉と共に是非感じ取っていただきたい。雨上がりならサイコーだ。
※立ち寄りスポット「マイントピア別子」

■西山興隆寺へ。
 登ってきた県道47号をいったん下り新居浜インターチェンジから松山自動車道へ入り松山方面へ。途中の小松JCTから今治方面へ進んで小松インターで降りる。国道11号まで進んで間もなくの大頭交差点を右折。県道147号を経由して今井交差点から県道151号を走ればほどなく西山興隆寺だ。
 四国別格二十霊場第10番の興隆寺は開創642年の真言宗醍醐派の別格本山。由緒ある歴史的軌跡をもつ寺院であり紅葉の美しさも「別格」である。樹上に時折猿の鳴き声が聞こえることもあることを忘れないように晩秋の美しさが語る歴史を感じていただきたい。初日はこれで終わり道後へと戻る。

名勝臥龍山荘庭園(大洲市)
龍王公園(内子町)

■2日目は南予方面へ
 道後温泉を出発して南予方面へ向かうルートはふたつある。松山インターもしくは伊予インターから松山自動車道を走るルートと、もう一つは、伊予市から海岸沿いの国道378号を伊予灘の絶景を楽しみながら走るコースだ。私がオススメするのはこの378号ルート。途中には人気のしもなだ駅があるので写メゲット。肱川河口の長浜町では日本最古の開閉橋と言われる「長浜大橋」を見ておこう。
※立ち寄りスポット/道の駅ふたみ

 肱川河口からは上流に向けてクルマを走らせる。予讃線の「愛ある海岸線」が並行して走っているため時間帯によっては伊予灘ものがたりに出会うことができる。道後からこのルートで走れば約90分で大洲まちの駅「あさもや」へ到着。案内所にて「肱南エリア町歩きマップ」と「ぶらり町並快遊」という人気の散策帖を受取り、一緒に臥龍山荘の入館券もゲットして散策へ。臥龍山荘の紅葉は、さすがに国の名勝と言うだけあって「日本の美学」が漂っている。苔を踏まないように気をつけながら庭園を進み、まずは奥(裏露地)の不老庵へと向かう。ここからの眺めは格別で写メゲット必須。そして庭園を戻り主屋の臥龍院から庭園を眺めていただきたい。
 いったん大洲まちの駅「あさもや」へ戻り、時間帯によってはここでランチタイムも良い。町並には食事処もあるので「ぶらり町並快遊」を見ながらお訪ねいただきたい。
※立ち寄りスポット/大洲まちの駅「あさもや」

■内子の隠れ紅葉スポットへ。
 大洲からは国道56号を松山方面へ20分前後走れば「肱川・五十崎 300m左折」という道路標識があるのでこれを確認して左斜め前方へ下り、すぐの交差点を右折すると左側の小高い山が龍王公園だ。ここの紅葉は写真の通り。ブライダルの野外ロケなどでも人気の場所でオーベルジュ内子も付近にある。

小田深山渓谷(内子町中川)

■そして小田深山渓谷へ。
 紅葉めぐりのラストは「小田深山渓谷」だ。龍王公園から国道56号へ戻り松山方面へ向かうと内子町を抜けるあたりに久万高原町や小田方面へ向かう国道379号があるので標識に沿ってこれを進む。目指すは「獅子越峠」で距離にして約43km前後。内子町大瀬を過ぎたあたりから国道380号へ。ここから小田へ入ると県道52号が見えてくるのでこれを走り、曲がりくねった山道をひたすら「獅子越峠」を目指す。スピードを出さずにゆっくりが良い。登れば登るほど絶景が視界に入るので運転には注意が必要。そして「獅子越峠」を越えて下って行くとほどなく小田深山渓谷に到着する。
 ここは繊細な紅葉で写真家たちを虜にしている場所。渓流添いにある遊歩道を足下に注意しながら歩くと、せせらぎの音が心に響き水面に映る紅葉と空の青さが脳裏に焼き付く別世界。水面をじっくり見ていると小魚たちがたくさんいることが不思議な安らぎを感じさせてくれるのだ。
 ここで今回の紅葉スポットめぐりの旅を終え、内子へ戻って内子フレッシュパークからりなどで休憩をとり帰路へ。オススメ紅葉スポットを巡る旅に幸あれ📸
Mr.K

※立ち寄りスポット
 道の駅 小田の郷せせらぎ
 道の駅 内子フレッシュパークからり

※お出かけ前に。
 今年も高温状態が続いているので紅葉がバランスを崩したり遅れたりすることが予想されます。地域の観光案内所などへ事前に屋お問い合わせいただきお出かけください。




2024年11月1日(金曜日)

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