夏の石鎚めぐり 弐の旅

■「渓泉亭・面河茶屋」から奥へ
前月の「壱の旅」からの続きで、今回は面河渓谷を少し登ってこのところの酷暑な夏を忘れることのできる渓谷の美しさと空気感を写真と共にご覧いただき感じていただきたい。下界での生活と比べたら気温差10℃はとても過ごしやすく快適なのだ。




渓谷を少しずつ登る。
無理のない範囲でゆっくりだ。静けさが漂うだけに風に揺れる樹木のきしみは心地良く渓谷緑が優しく包んでくれる。少し登っていくと「面河渓キャニオニング」を楽しむ若者たちに出会うこともある。これがすごい。若いというのはこういうことなのだ。見上げれば飛び交う小鳥たち。目を閉じればそのさえずりに渓流のせせらぎのBGM。それは正に渓谷のシンフォニーなのだ。カメラを構えて撮るも良し。腰を下ろしてシンフォニーに耳を傾けるも良し。渓谷の癒やしとはこういうことなのだ。本格的な渓谷登山は無理だけど、ゆっくりと時間をかけて雰囲気を味わってみたいというご希望の皆様方には、是非これを旅で味わっていただきたい。
■石鎚スカイラインへ


渓谷でのひとときを楽しんだらいったん入り口のゲートまで戻りそこからいよいよスカイラインを駆け上がる。シーズン中の土日祝祭日ともなれば県外からの来訪者のクルマも多く混雑する。特にスカイラインを上りきったらその先には人気の「UFO」道路があるためバイクの通行量も半端なく多い。スカイラインとはいえ離合する際に右カーブの内回りを走ってしまうのはバイクと接触する恐れがあるので大変危険。運転は左寄りをゆっくり景色を楽しみながらがオススメだ。
スカイライン7.4km標識付近から石鎚山が見えてくる。西日本最高峰のこの御山は見る位置によって随分スタイルが変わって見える。この写真では左山腹に頂上社が写り登山者の姿もチラホラ見える。この後土小屋に向かって登って行くが途中10kmを過ぎた頃から再び御山が見え始めるので駐車場所には十分気をつけながらの記念ショットはオススメだ。
次月の「参の旅」では土小屋からUFOラインを瓶ヶ森に向けてのコースをご紹介する。激暑が続く日本列島の夏。標高1492mの土小屋では下界との気温差か10℃の24℃。絶景を楽しみながら避暑と癒やしの「夏の石鎚めぐり」へどうぞ👜
素敵な夏を♬/Mr.K
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※調べる→久万高原町観光協会 土小屋terrace
2024年8月1日(木曜日)