花巡りと大洲のうかい

これまで色々なところを写真を交えてご紹介してきたが、今回からは写真家目線で観た穴場の絶景とも言える場所をご紹介していく。近年、気候変動が激しく以前のような四季が次第に薄らいできているようで、その影響を花々がまともに受けている。
が、そんな中、園主の岩田さんが思いをこめてお世話をされ、それが多くの人々のこころを惹きつけている「隠れスポット」がある。「稲積癒やしの里山」がそれだ。通称「稲積の棚田」と地元では言っている。


いつものように道後温泉をクルマで出発しよう。
ルートは国道56号から国道378号の海岸線を走るルートもあるが、今回はこれまでのところと場所が違うので高速道路を走る。道後温泉出発後、一路松山ICを目指しここから南へ向かう。
今回オススメする「稲積癒やしの里山」は、大洲盆地の南の端に位置する。かつて現在の国道56号がなかった時代に山々を越えて西予市宇和町へと向かっていた旧道からさらに少し登ったところの山間にあり、「棚田」としてはかなり早い段階で認知されそれなりの評価を受けていた歴史もあるのだ。


松山自動車道の大洲南ICで降りて国道56号を宇和島方面へ。
鳥坂峠へ向かって昇り始めるが、大洲ゴルフ倶楽部を過ぎて「愛商第2倉庫」を右手に観て交差点を左折、すぐまた左折して下って行けば「稲積癒やしの里山」という立て看板が現れるのでそれに沿ってクルマを走らせる。道路は次第に狭くなりよく言う「ポツンの道」になってくるのでゆっくりゆっくり気をつけて。
出発後60分ほどで到着。
6月は菖蒲、紫陽花など色とりどりの梅雨の花々が咲き誇る。休憩所もあってそこで一休みできるし園内にはベンチもあって、おにぎりなどを持っていけばサイコーなのだ。
また、この「稲積」は、9月になると棚田の畦に彼岸花が咲き誇ることでも知られている。遠方からも写真家さんたちが朝早くから訪れるなど、園主の岩田さんとの交流も生まれていて人気の「隠れスポットである。今回は夜のうかいもご堪能いただきたいので、道後温泉の出発時間はお昼過ぎてからゆっくりで良い。/Googleマップによるルート
■大洲のうかい
開催期間 6月1日(日)~9月20日(土)
6月1日には鵜飼い開きのイベントが開催され、20時過ぎからは恒例の花火が打ち上げられる。
詳細は大洲市の公式サイトでどうぞ。

今年から新たに新造船が完成し、先日お披露目を兼ねて安全祈願祭が催された。定員12名でしっかりしたテープルを兼ね備えた「椅子席」屋形船で、シニアの皆様方や外国の皆様方にとっては嬉しい仕様となっている。料金及び乗り場までの送迎情報などは「こちら」からご覧いただける。


道後温泉を午後に出発して、約1時間もしたら「稲積癒やしの里山」へ到着。ここでゆっくり心の洗濯したら次は「うかい」へ。詳細情報は上記リンク先にてご確認いただくとして、うかいが終わるのが20時30分頃。クルマは大洲まちの駅「あさもや」に駐車しておけば、下船場から歩いて帰りながら夜の城下町散策を楽しめる。昼間はインバウンドのお客様方でごった返しているが、夜になると雰囲気が一変するのだ。「モノクロの城下町」をゆっくりブラブラしながら戻るが、スマホでも十分撮影できる明るさなのでスナップしながら、是非とも思い出作りをしていただきたい。
「稲積癒やしの棚田」
大洲観光総合案内所 Tel.0893-57-6655
うかいについての詳細や関連情報などのお問い合わせは大洲観光総合案内所へ。
では、6月も素敵な旅を♬
Mr.K
2025年6月1日(日曜日)