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愛媛ツウのおススメスポット!

美渓を巡る旅

せせらぎの音まで美しい「出井甌穴」

いよいよ短くて暑い夏本番を迎える。
それも今年は殊の外激暑。カラダもこころも水が恋しくなる季節なのだ。
であるからして今月はとっておきの「美渓」へご案内しよう。

 では、まず出発前の確認事項を以下に書き込んでおくので、実際にスマホなどを使って確認していただきたい。実際に足を運んで確認したことを元にして情報を書いているけど、皆さんご自身でもしっかり確認しておくこと。

設定出発地 道後温泉坊ちゃんカラクリ時計
第一目的地 横吹渓谷(千畳敷から笛吹橋までの渓谷散策)
      宇和島市津島町槇川(Googleマップ参照)
      マップ上の道なりで114km、
      松山自動車道から宇和島道路を経由して1時間50分前後
※「音無山(850m)」に端を発する岩松川上流に形成されている渓谷。

道路右側にあるこの看板マップが目印

第二目的地 出井甌穴(高知県との県境に位置している)/最終目的地
      高知県宿毛市橋上町出井(マップ参照)
      マップ上の道なりで10km約15分

※愛媛県側の槇川や御内川等が合流して松田川に形成された甌穴。

場所は高知県宿毛市、県境を跨いですぐ。

服装携行品 「滑らない靴」は「必須」
      横吹渓谷では苔生した遊歩道を約500m前後散策するので必要。
      半袖Tシャツでも問題はないが、ズボンは「Gパン」がオススメ。
      出井甌穴では水遊びができるので濡れても良いウェアと浮き輪。
      ビーチボールなどがあればお子さんは楽しく遊べる。   

以下のマップは宇和島道路を出て県道4号に入るところから最終目的地の出井甌穴までの経路マップ。

最終目的地の出井甌穴までの経路マップ。
左奥に1000m級の譲ヶ葉森や音無山が見える。

これで事前情報の説明を終了。
皆さんでそれぞれ情報共有しておくこと。楽しい旅を終えて無事に戻ってくるためにも、各自のスマホなどを使った情報共有は万が一の時に備えるためにも非常に重要なので念のため。

 では、ここからは「横吹渓谷」の「千畳敷」から「笛吹橋」までの遊歩道沿いに見ることができる美渓を、先月7月21日に実際に出向いて撮影した写真でご紹介する。マップを参考にしていただき、滑らないようにゆっくり足下を確認しながら散策することを心がけて。スマホなどでの動画撮影を歩きながらするのは、この環境下では大変危険行為になるのでしないこと。必ず立ち止まって撮影を。

小滝
これが笛吹橋

愛媛県生涯学習センターデータベース「えひめの記憶」
 愛媛県史 地誌Ⅱ(南予)(昭和60年3月31日発行)の「御槇自然休養村と横吹渓谷」においてくわしく解説してあるので事前に参照しておくと、渓谷散策がより楽しくなると思われるのでオススメだ。


 千畳敷へ降り立つにはそれほど時間はかからない。県道から見えているし険しくはない。水に入れる服装や装備があれば、ここでは水遊びが可能。遊歩道途中にはいくつもの小滝や淵があり撮影を楽しくするし、なんと言ってもその渓流とその音まで美しい。

 笛吹橋まで来たら、そこからさらに下流側へと行きたくなる。けどその気持ちをぐっと抑えて行ってはいけない。県道へは約50mほどだが少し急な坂を登る。足下が悪いので十分気をつけて。県道に上がったら約500m程度だが少し上り坂を駐車場へ。ここから今回の最終目的地まではゆっくり走って約15分。県境の標識のすぐ向こうが最終目的地の「出井甌穴」だ。

午後からの撮影(上流向き)
比較的安全に水遊び(下流域)

この場所はホントに県境を跨いでいる。
 私がここを訪れたのは7月27日の午後だった。何組かのくグループや家族連れの皆さんが思い思いのスタイルで水と戯れて楽しいひとときを過ごされていた。少し前に降り続いた大雨の影響からか水量は多く、カメラを上流に向けたら「逆光効果」でせせらぎの音まで美しい。水の透明度と岩盤色と太陽光線の合わせ技は、こんなにも美しい水彩を醸し出す。水量の多さが影響していることには違いはないが、そもそも汚れなく自然のいとなみが、宇和島市津島町と高知県宿毛市付近にはしっかり残されているということの証だ。

 最後に特筆しておきたいのは、横吹渓谷を訪れたときシニアのご夫婦が遊歩道の清掃手入れをしておられた。軽く挨拶を交わすときに何か感じるものはあったのだが、そのままお別れして帰宅してからのことだった。メッセージをいただいたのは・・・あの方だった。こうした方々の下支えがあって汚れなく美しい自然のいとなみが保たれているということを、多くの皆様方にお伝えしその輪が広がることを祈りたいものだ。

 「出井甌穴」、楽しんでください。
 道後温泉から日帰りできるコースなので、朝8時30分頃に出発したら途中に休憩入れても11時には横吹渓谷へ到着できる。お弁当仕立てで子どもたちを夏休みの思い出作りに連れて行かれるのには最適のコースで「絵日記の旅」になること間違いなし。ただし、「対面通行」の高速道路走行には十分な注意を払っていただきたい。

8月も楽し問い旅を♬📸🚕

Mr.K

2025年8月1日(金曜日)

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