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愛媛ツウのおススメスポット!

カメラで四国霊場巡り 愛媛編②

第四十五番札所 岩屋寺山門

■酷暑な夏は続く。
 熱中症対策を施しながらの札所詣りである。
 7月は第四十三番札所明石寺が最後だったが、ここから次の札所までがかなり遠い。歩き遍路でも途中で2泊位は予定しておかないと「真弓峠」は越えられない。今回はクルマでの移動でご案内しているが順番通りにいくと四十四番札所の大宝寺が次のお詣りとなる。ただ、これ以降四十六番札所の浄瑠璃寺への順路を考えると、ここでは四十五番札所の岩屋寺をすませてから四十四番札所大宝寺、そして次の浄瑠璃寺へと向かうことにする。

岩屋寺へのルート(オススメルート)
 ルートはいろいろあるが、ここでは松山自動車道宇和ICから内子ICまでは高速道路(有料区間)を走り、内子ICを降りた後に国道56号から国道379号~国道380号を経由して久万高原町へ向かうコースを選択する。久万高原町へ入ると御三戸の手前左側に「道の駅みかわ」があるので、ここで下車してトイレ休憩や昼食などを済ませておくと良い。ここのランチはなかなか人気で特に「カツカレー」はオススメである。昼食などの休憩時間を加味すると所要時間は約2時間30分前後と思われる。途中内子町から久万高原町へ向かう際に越える真弓峠付近は、一部「ポツンの道」の様な状況にあるため十分注意が必要。


第四十五番札所 岩屋寺
開祖 弘法大師
創建 弘仁6年(815)
撮影日 2027.07.23. / 12:00~13:00頃
機 材 SONYα1-Ⅱ+24-70mm

 岩屋寺に到着すると駐車場への道路はかなり狭くクランクもあったりするので大きめのクルマは運転に注意が必要。駐車料金は時間に関係なく@300円/台を料金箱へ前払いで入れて差し上げること。問題はここからである。「大人の足で20分」という看板には偽りなしと思いたい。私が訪れたのは酷暑まっただ中の7月23日。「さあがんばって登るぞ」という意気込みは山門を潜って視界に入った石段を見たときにもろくも崩れてしまった。40分は軽くかかってしまった上り。シニアにはなかなかキツかったが、本堂へお詣りした頃には涼しげな風も吹き抜けて爽やかな気持ちになった。

石段を登って行くとさらに坂道がつづく。
凄い数の永代供養地蔵

 永代供養地蔵なども含めて岩屋寺の説明は公式サイトにおいて公開されている。この寺院の歴史的な軌跡も含めて、事前に公式サイトをご覧いただいてからのお詣りがオススメだ。/ 岩屋寺公式サイト

ここが岩屋寺手前最後の坂
そして本堂へお詣りする・・・

■岩屋寺アクセス情報
所在地 〒791-1511 愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468
電 話 0892-57-0417
駐車場 あり 有料(@300円/台)
宿 坊 なし
※水分補給用のペットボトルなどは必ず携行された方が良い。
※持ち物は最小限度に留め、できるだけ身軽な出で立ちがオススメ。


第四十四番札所 大寶寺(岩屋寺からのルート)
 岩屋寺からはクルマで約20分前後の距離になる。位置的には久万高原町の町中に近い位置。従って内子町から来る場合は、先に四十五番へのお詣りを済ませてから大宝寺へ向かうのが次に三坂峠を下ることを考えるとベストなのである。

開祖 明神右京、隼人
創建 大宝元年(701)
撮影日 2027.07.23. / 13:00~14:00頃
機 材 SONYα1-Ⅱ+24-70mm
 
大宝寺の由来と歴史
 四十三番明石寺からの道のりは約80㎞。峠越えの難所がつづき歩けば20時間を超す「遍路ころがし」の霊場と言われる。四国霊場八十八ヶ所のちょうど半分にあたり、「中札所」といわれるそうだ。四国山地に囲まれた標高579mに位置し、境内は老樹が林立し幽寂な空気が漂う。岩屋寺とはまた違った雰囲気に包まれている。
 縁起は大和朝廷の時代まで遡る。百済から来朝した聖僧が、携えてきた十一面観音像をこの山中に安置していた。飛鳥時代になって大宝元年のこと、安芸(広島)からきた明神右京、隼人という兄弟の狩人が、菅草のなかにあった十一面観音像を見つけ、草庵を結んでこの尊像を祀った。ときの文武天皇(在位697〜707)はこの奏上を聞き、さっそく勅命を出して寺院を建立、元号にちなんで「大寶寺」と号し、創建された。弘法大師がこの地を訪れたのは、およそ120年後で弘仁13年(822)、密教を修法されて、四国霊場の中札所と定められ、これを機に天台宗だった宗派を真言宗に改めた。(四国八十八ヶ所霊場会サイトから抜粋)

第四十四番札所 大寶寺 山門
第四十四番札所 大寶寺 本堂

 道案内に沿ってクルマを進めていくと境内の駐車場へ到着するが、山門を通り過ぎていることにここで気がつく。山門は境内の駐車場へ上がってくる手前の上り坂左手にある。付近に駐車スペースがあるのでここにクルマを留め置き、山門を潜った後境内まで約200m前後を徒歩で登ると良い。樹木に覆われた、正に幽寂な雰囲気そのものと言える素晴らしい寺院でこころが洗われる。

■大宝寺アクセス情報
所在地 〒791-1205 愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生2-1173-2
電 話 0892-21-0044
駐車場 あり(無料)
宿 坊 あり(要予約)

番外「昔・遍路宿 今・お接待所」-坂本屋
 大宝寺にお詣りしてから国道33号へ出て三坂峠へと向かう。かつては難所と言われたこの国道は、今やバイハスが抜けているので時間も短縮され、四十六番札所までの所要時間も随分短縮された。以前は三坂峠から旧道を少し下った付近からの近道があったが現在はクルマでの通行できないとのこと。ただし歩き遍路の場合は問題ないということで、ご紹介する「坂本屋」へ立ち寄る歩きお遍路さんは多い。今や四国巡礼も国際色豊か。外国からの方々も多いそうだ。

出会いを愉しみにされているスタッフさんたち

 「坂本屋」は、解体するという大家さんに関係者がお願いされて無償での借家提供を受け、現在は30余人で5班を構成、班単位の輪番制で真にささやかなお接待所に生まれ変わって23年。30余名のみなさんで ご協力しながらがんばってお接待されている人気の一服茶店である。ただし、営業は「土日限定」なので注意が必要だ。

所在地 〒791-1131 愛媛県松山市窪野町2146
営業日 土曜日&日曜日限定(09時~15時)

四十四番 大寶寺から四十六番浄瑠璃寺へのルート
 ※24.7km所要時間約40分
 ※坂本屋へは浄瑠璃寺をさらに通り越した奥の地域にあります。
 ※四十七番八反寺へは浄瑠璃寺ののすぐ近くなので省略します。

 第四十六番から五十番までは比較的隣接しているため、詳しい説明は控える。札所名にリンクが貼り付けてあるのでこちらを参考にしていただきたい。そして今回の最後は第五十一番札所石手寺だ。ここは道後温泉にも近く普段でも観光客の方々が訪れている。「お清め」から山門まで少し距離はあるが、奥へと歩を進め視界に入ったその山門たるや迫力と威厳あふれる出で立ちに思わず立ち止まり一礼するのだった。

第五十一番札所 石手寺(公式サイト)
開 祖 行基菩薩
創 建 天平元年(729)
撮影日 2027.07.23. / 16:30~17:00頃
機 材 SONYα1-Ⅱ+24-70mm

■石手寺アクセス情報
所在地 〒790-0852 愛媛県松山市石手2丁目9−21
電 話 089-977-0870
駐車場 あり(無料)
宿 坊 なし

石手寺の茶店でいただけるかき氷
石手寺のアオバズク(季節限定)

 年内を目処に愛媛県の札所をできれば全てご紹介したい(予定)と考えていることから、今回少々急ぎ足になってしまったが、詳細情報などの確認はそれぞれリンクが貼ってあるのでご参照いただきたい。私が取材を兼ねて訪ねたのは7月23日。坂本屋へは26日(日)にお訪ねさせて頂いた。この酷暑の中を歩き遍路をされている方々もおられ、坂本屋の存在は本当にみなさんの安らぎスポットになっているに違いない。ご縁があってスタッフさんの中に大先輩の知人がおられ今回の取材でもお世話になった。果たして「お接待のこころ」とはいったい何なのか。巡礼の旅の途中で立ち寄り、皆様方との語らいから感じ取ることができると感じた。オススメの番外「坂本屋」は土日限定ではあるが上手くタイミングが合えば是非お立ち寄りいただきたい。

 そして今回の最後は石手寺のアオバズクだ。この寺院のアイドルは現在子育て真っ最中。秋には親子元気で巣立っていくことを祈りつつ、関係者のみなさんで優しく見守っているのだ。

今月も素敵な巡礼を♬

Mr.K

#四国八十八ヶ所 #四国巡礼の旅 #愛媛新聞旅行

2026年8月1日(土曜日)

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