秋の『絶景来島』

いよいよ10月。
今年の秋は果たして訪れるのか?と言いたくもなるような暑い日々が続いていたけど、ここに来てこの時期らしい朝夕の気温に下がり始めている。ならば今月は秋の「絶景来島」へと旅のご案内。
いつものように道後温泉からの日帰りコースだ。出発は朝食を済ませて午前8時30分。高速道路は走らないで海岸線の国道196号で一路今治へ。お天気さえ良ければサイコーのドライブコースで、途中の菊間町では太陽石油や造船所など、ここでしか見ることのできない景色に巡り会える。
今回の旅の目的地は道の駅「よしうみいきいき館」。今治市内へ入ったら県道15号に進路をとり今治北ICを目指す。ICを登るとすぐ「来島海峡SA」があるのでいったんここで休憩。出発してからここまでが約1時間10分前後。良い景色を観ながらのドライブは所要時間を短く感じさせてくれる。同じ旅ならせっかくなので高速道路よりも一般道路が私のオススメだ。
もう一つのオススメが来島海峡SAの「瀬戸内塩レモンソフト」だ。これが美味しい!何とも言えない爽やかな酸味と甘さが絡んで口の中でとろける「魔法のソフト」ではないかとある意味感動。出発はこれを食べてからにする。


「来島海峡SA」を出ると来島海峡の第三、第二、第一と渡りきって大島南ICで下りる。ナビと標識を確認しながらゆっくりゆっくり下って行くとほどなく島の三叉路に。これを右折するとそこが目的地の「よしうみいきいき館」だ。駐車場への入り口が少し分かりづらいので注意が必要。訪れる方々が多いので車の運転は十分注意してほしい。
ここまでの所要時間は、途中で下車して見学したり写メを取ったりすることも想定すると約2時間少々で11時近くになると思っていれば間違いない。色々な楽しみ方があるが、先ずは腹ごしらえからだ。オススメは海鮮七輪バーベキュー。希望者が多い人気のメニューでここでしか味わえないランチメニューなので是非どうぞ。


少し早めの昼食を終えたら先ずは「しまなみ来島海峡遊覧船」にのって急流体感。さすがの海峡だけあって航行する船舶が多く、その間隙を突いて海峡を行き来する遊覧船はスリルもあるが大橋のスケールの大きさや遊覧船から見える石鎚山などの眺めは絶景という以外に表現は見当たらない。写メを撮る時は、揺れるときにスマホを落とさないよう気をつけておくこと。一眼レフで撮影する場合は、立位での撮影は危険なのでできないから注意が必要。所要時間は概ね2時間半。


遊覧船を下船したら15時近く。隣接する吉海レンタサイクルターミナル(TEL.0897-84-3233)で自転車を借りる。エレベーターを利用して大橋まで上がる。時間が15時を過ぎ次第に太陽が西へと傾き始めると、ここで感動の景色に出会うことになる。多くの写真愛好家の皆さんや観光で訪れた皆さんが自転車を借りて橋を行き来している。そうこうしているうちに太陽が橋脚のテッペンにさしかかり始める。空が薄いオレンジ色に染まり始めると、それに反応して海峡の海面も薄いオレンジ色に染まる。シルエットで見える来島海峡大橋と橋下を航行する船舶なども含めて、今回の旅の目的でもある「秋の絶景来島」がここにある。


これで概ね17時頃。2泊3日で道後温泉としまなみ海道を行く「秋の絶景来島」の旅は、思い出を胸に黄昏と共に一路道後温泉への帰路につく。
10月も素敵な旅を♬
Mr.K
■追記情報
よしうみいきいき館 TEL: 0897-84-3710
良くあるご質問
道後温泉からの経路 あくまでも一例です。
色々なコースが考えられますので、ご出発前に一度よしうみいきいき館へ連絡を入れてご確認いただくことをオススメします。ネット情報だけでは把握できないこともありますから、旅をする前のこうした確認はとても大切です。
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2025年10月1日(水曜日)